全年全月9日の投稿(時系列順)35件]

2009年6月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

増田朝市最前線!

No. 26 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
私にとって今、旬なもの・・・、「健康診断直前 自分改革!?」です。

さて、市場では今どんな物が旬なのでしょうか。今日は、毎月2・5・9がつく日に開催される「増田の朝市」にいってきました。

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朝市に行くと、ここは竹下通り?って思うくらいの賑わい。でも、客層は巣鴨系です。

この時期、苗屋さんが多く目立っていますが、他にも山菜、野菜、お菓子、惣菜、魚、洋服、靴などなど、ここに来ればひととおりの物はそろうと思われます。

ずらーっと並んだお店の中で、今が旬なものを探し求めて歩いていると、売れに売れている山菜発見!

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「みず」 正式名を「ウワバミソウ」と言います。

みずを買った方々にどうやって食べるのか聞いてみたところ、根っこに近い赤い部分は「みずたたき」
あとは、「くじらかやき」「漬物」「煮物」にするそうです。
「みずたたき」
は赤い部分を使うとよく粘っておいしいとか。味噌で味付けするのがポピュラー、お好みでニンニクを入れても「うめっ!」

さて、朝市で「カリスマ店員」を発見!
高橋ナツエさんです。

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お話を伺うと、なんでもここの朝市には15,6の時から来ているそうです。
レディにお歳を聞くのは失礼なような気がしたので「何年ここにいらしてるんですか?」と聞くと、「はぁー、何年いだがわがらねぇー。今83だ。」

今83歳・・・って事は!えっーーー!この道約70年!!!

ナツエさんが売っている山菜は、全てナツエさんがお一人で山から採ってきたものです。
15,6の時は交通が発達していなかったため、「さわらび温泉」がある上畑の家から山菜を背中に背負い、歩いて売りに来ていたそうです。

「今までクマに遭ったことありますか?」
「何回もあるよ。んだども、クマはおれどご見て逃げでぐよ!」
と恐れ知らずのナツエさん。

「家さいで寝でいるより、山さ行って山菜とって、こうやって売れればおもしぇべ!ホーホーホー、ホーホケキョ・・・○※△☆$?・・・ハハハ、こうやって笑っていれば最高だ!」

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こんな楽しい人生話を聞いている数分間のうちに、ナツエさんのお店は大繁盛!「わらび」や「みず」がどんどん売れました。
さすが、カリスマ店員!

増田の朝市はお買い物する場所でもありますが、お茶っこ飲んだり世間話をしたりサロンのようなところ。
今、何が旬なのかがわかる「最旬トレンド発信地」
そして、採った人や作った人のが見える安心感があります。
スーパーでは味わえないドキドキ感がここにはあります。

そして何よりも、元気がわいてきます!

今日はかなちゃん「満充電」。

〔 1103文字 〕

2009年7月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

いぶりがっこの道

No. 43 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
いぶりがっこでお茶っこ。
いぶりがっこでビール。
いぶりがっこで日本酒。

すばらしい!実にすばらしい!

いぶりがっこ発祥の地といわれる横手市山内地域。
今もなお100軒ほどの農家が自家製いぶりがっこを漬け込んでいます。

よくテレビや新聞などで取り上げられるいぶりがっこを燻す作業は晩秋の風物詩。それを漬け込み、冬にはいぶりがっこが完成します。

私はいぶりがっこが大・大・大好物ですが、食べる時浮かんでくる映像はやっぱり「燻し」

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燻す前の大根はどこでどのように栽培されて、どうやって漬けられるのかなんて今まで考えたこともありませんでした。

いぶりがっこ発祥の地 山内地域では、それが当たり前のことかもしれませんが、自分の家で栽培した大根を燻し、漬け込み、そこの家ならではのいぶりがっこに仕上げるのです。

だから多分100軒あれば100の味があって、「あっ、これは○○さん家のがっこだ」と食べればわかるんでしょうね。

さてこのほど、「大根(いぶり用)栽培講習会」が山内いぶりがっこ生産者の会の会員さんが多数参加し開催されました。

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自家製いぶりがっこの技術・品質向上をめざしている農家の皆さんの眼差しは真剣そのものです。

=勉強したこと=
・種まきが始まるのは8月下旬。それまでの土作りが重要
・良質な発酵完熟堆肥を惜しげもなく使用すること。
・畑の耕し方を入念に。
・畑に行けば行くほど大根の言いたいことが伝わってくる。
                                   ・・・ などなど

「土」それこそが、おいしい大根を育てる母なる存在なんですね。

私がいつも食べている、あのおいしいいぶりがっこ作りはもう始まっているのです!

農家の皆さんはいわば“いぶりがっこ作りのプロ”
栽培技術を再確認し、各自の技術の情報交換の場にもなったようです。各方から注目も頂き、生産者の意識は向上しています。
そして何より、山間の村が確実に元気になっています!

晩秋にはいぶし作業がはじまる。
食べられるのは雪が降るころ。
今はこんなに暑いのに。。。
いぶりがっこが今から楽しみ!

〔 919文字 〕

2009年10月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

台風去って

No. 82 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
台風が去っていきました。時折雨、風が強いこともあり、台風の余波を感じる朝を迎えました。

果樹園はどうなっただろうか、りんごは落ちなかったかなぁ、神様に祈りは通じたかなぁ・・・。
これまで、困った時、どうにもならない時、やっぱり最後は神頼み。
今まで神様にお願いして「助かったぁ!」と感じたことはあまりなく、神様の存在を疑うこともありました。だけど今度ばかりは神様っているんだなって実感しました。

各地に甚大な被害をもたらした台風18号。全国各地から伝えられる被害の様子を見ると、その威力に言葉を失います。これがもし秋田を直撃していたら・・・。果樹は壊滅的な状況になっていたことでしょう。

だけど、今回は神様がちょっとだけ進路をずらしてくれたんですね。
台風が去った後のりんご畑に行ってみました。
りんごが地面に落ちている様子はありません。
とりあえずホッと一安心です。

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近くでりんごの収穫をしていた方がいらっしゃったのでお話を伺いました。
「おかげさまでここら辺は被害もなく、こうしてりんごを収穫することができます。本当によかったです。」
と笑顔で答えてくださいました。

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台風が来る前日に伺った平鹿の伊藤さんのお宅に再び行ってみることにしました。伊藤さんのおばあちゃんはあの時、「あどは、神様さ祈るしかね。」とおっしゃっていました。
伊藤さんの祈りは通じたのでしょうか。

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よかった、通じたようです。
「ありがでぇ。お天道様、ほんとにありがとう。」とまた手を合わせていました。

農業はいつも自然の脅威と背中合わせですね。
自然の力に対して、人間の力は本当に微力です。
でも、何度も自然の力に打ちのめされながらも、人間は知恵と努力でここまで発展してきたんだと思います。

きっと農家の方々はこれからも自然と戦い続けていくことでしょう。
そうして実った農作物は自然の恵みでもあり、人間の知恵と努力の結晶です。私はそれをいただく時、これまで以上に自然やそれを作っている方々に感謝して、心からうめっ!といただきたいと思います。

〔 879文字 〕

2009年11月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

カニにショック

No. 96 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
月曜日です。気合入れていきましょう!

みなさん突然ですが「カニ」と言ったらどんなものを想像しますか?
かなちゃんなら、やっぱりタラバ、ズワイ・・・そこらへんを想像します。
カニを食べる時は皆文句なしに黙ります。おしゃべり大好きのかなちゃんでも「女は黙ってカニを食え」状態になります。
それほどカニと言うのは魅力的な食べ物なんですよね。

横手には海はありません。タラバやズワイも獲れません。なのに何故カニの話題なの?

ふふふ・・・。横手でもカニが獲れるんです!しかも今が旬。
海はなくても、川がある。
そう!「川ガニ」です。

大森地域を流れる雄物川では10月から12月はじめにかけて、川ガニ漁が盛んになります。

またまたクエスチョン。川ガニの大きさってどれくらいだと思いますか?

かなちゃんが想像していた川ガニの大きさは、卵Mサイズ位の大きさ。
片手でつまんでポリポリって全部食べられる感じ?

でも実際は、こんな感じ。

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バケツに入った状態の川ガニです。
大きさがちょっと分かりづらいと思いますが、甲羅は直径10センチはあるでしょうか。大きなハサミの部分には毛が生えています。
大森地域のスーパーではこのようにして川ガニが売られています。
っていうことは、大森地域のお宅では川ガニ料理がポピュラーだということですよね。

カニ好きかなちゃん、カルチャーショック!

雄物川が流れている大森、雄物川地域は、昔から、川ガニ、八つ目うなぎ、うぐいなど川の恵みを食す文化があり、今なおその文化が残っている地域です。

大森地域で地域の皆さんから愛され親しまれ続けている郷土料理屋「貞好」さんにお話を伺いました。「貞好」では60年近く前から川ガニ料理を出していて、今もその懐かしい味にわざわざ足を運ぶお客様もいるそうです。

初代女将さんから受け継いだ「貞好」のカニ味噌料理を、2代目女将さんが作って見せてくださいました。

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おぉーっ!!!思わず歓声が沸きあがります。

まずその大きさにびっくりです。
そしてなんともまぁ、うめっそうなこと!唾ゴックンです。

「ちょっと味噌をなめてみてください。」という女将さんの神の声にも等しい一言に、かなちゃんは遠慮もなくいただくことにしました。

うめっーーー!!!

カニ好きかなちゃん本日二回目のショーック!
川ガニがこんなにうまいとは・・・。

「女将さん熱燗一本!」と思わず言ってしまいたくなるような魅惑の味です。
でもどこか懐かしい、甘くって優しい味なんですよこれが!
子どもだったらお酒はだめでも、ごはんと一緒に食べたら何杯でもおかわりしちゃうほどのおいしさです。

しかも、こんなに大きいのにハサミや足もポリポリ食べられるんです。
じっくり手間隙かけて作っていらっしゃるんでしょうね。
ここ「貞好」さんでは12月のはじめ頃まで、予約に限りこの川ガニ料理をお出しするそうです。


今の若い人たちは川のものをあんまり食べないかもしれません。若くはないけど、川のカニを食べてこなかったかなちゃんにとって、今日食べた味は新鮮なショックでした。

その地域に昔から伝わる伝統料理を無くしてほしくない、ずっとずっと後世に伝えていってほしい味に出会った日でした。

月曜日から横手のうめっ!をゲッツ!(最近おやじギャグが課内で流行っておりまして・・・。)

〔 1413文字 〕

2009年12月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

昔の味、今の味

No. 108 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
今日はかなちゃんが市場で見つけた、面白・珍しい野菜果物たちをご紹介いたします。

よく人に、「かなちゃんって悩みないでしょ!」って言われるけど、なさそうに見えて結構あるんですよ。最近の悩みは、このブログを書くようになってからなんですけど、目がついつい「面白いもの」を探してしまうんです。買い物に行ってお買い得商品を見つけたときよりも「面白いもの」を見つけたときの方がはるかにうれしいんです。

これって、病いですかね?

では、さっそく一つ目のご紹介です。

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なんだ、りんごじゃん。珍しくも面白くもなんともないよとお思いでしょう。見た目では品種まではわかりませんよね。蜜も入ってないし、ややお尻のほうが黄色がかっています。

このりんごは、じゃじゃん!

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「印度(インド)」と言います。
わぁー!懐かしい!と言ってしまった方、年代がバレてしまいますよ。
今ではめったに市場に出回っていない「印度」。
昔は高級りんごの代名詞だったそうです。
酸味がなく、とにかく甘い「印度」は何か特別な時でしか食べられないりんごだったそうです。

皆さんもきっと疑問に思うはず。
何故インド?
インド発祥の品種なのでしょうか。あまりインドとりんごって結びつきませんよね。

調べてみました。そうしたら、印度という名前がついていますが、れっきとした日本の青森県弘前市生まれの品種なんですって。

そして、このりんごを紹介したアメリカのジョン・イング氏の名前から採用した説があって、ジョン・イング氏はアメリカのインディアナ州出身だったので、インディアナ州から採用した説など諸説がある様です。

・・・えっ?どこに印度が?
まさか・・・、インディアナ州にかけているとか・・・。
あまり追及しないほうがよいと思われますので、印度の名前の由来に関してはここらへんにしときます。

食べてみたけどやっぱり甘い。食感はもっさり系。でも、昔これが、絶大なる人気を誇ったのもなんとなくわかるような気がしました。
でも、かなちゃんはやっぱり酸味のあるパリッとしたりんごが好きだなぁ。
この印度を販売している平鹿町馬鞍の直売所では、「懐かし~!」と言って買っていかれるお客様が多く、人気の品なんだそうですよ。


二つ目のご紹介はこちらです。

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「黄金色!!金美人参(キンビニンジン)」です。
美人と人参をかけているのかなぁ。食べるとなんだか美人になれそうですよね。

この人参は写真では分りづらいと思いますが本当に黄色、黄金色なんです。甘みが強く、人参嫌いのお子様にも大好評だとか。

さっそくサラダにして今夜のおかずにしてみよっかな。

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前に、食のアカデミーで教えていただいた人参サラダです。辛子醤油で味付けしてるのがポイントです。
我ながら、うめっ!

実はかなちゃん、あまり人参が得意ではありません。でもサラダだと食べられるんです。この色だと他の野菜との相性もばっちりですね。

この「金美人参」は、只今いぶりがっこで大フィーバー中の道の駅山内で見つけました。

今日ご紹介した二つの商品はとても人気の品だそうで、決して面白い、珍しいだけの商品ではありません。それは、食べてみればわかります!

昔懐かしい味「印度」。新しい味の「金美人参」。
今の味と昔の味、どちらもそれぞれ良さがある。
忘れていた味にまた出会うこと、初めての味に出会うこと、食ってやっぱり人の心を動かすものなんですね。

〔 1447文字 〕

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