全年全月26日の投稿(時系列順)57件]

2009年5月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

固める文化

No. 17 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
先日某テレビ番組で、「秋田県民は、マヨネーズで和えた野菜サラダを寒天で固めて食べる!?」 というのが取り上げられていました。

秋田県人以外のゲストのみんなが「うぇ~っ!」と顔をしかめていましたが、食べたら一様に「思ってたよりおいしい!これは、ありですね。」などと言っていました。

「んだべ~、うめんだって」とテレビに向かって私は言いました。

でも、こうやって特別に取り上げられて初めて、地域の食の特性がわかったりするものなんですね。

考えてみると横手のご婦人方は寒天を作るのが好きですよね。サラダに限らずいろんなものを固めてますよ。くるみ、黒ゴマ、しいたけやにんじんのきんぴら、たまご、フルーツ、そうめんなどなど、そのまま食べてもおいしいのに、わざわざ固めるっていうか、寒天にする。そして、ここがポイント!その寒天には想像を絶する大量の砂糖が投入されます。

寒天にする理由は何か・・・。私なりに考えてみました。

1.固めることにより、冷やして食べると喉ごしもよくおいしいから。
2.砂糖をたくさん入れることで甘くなり、疲れがとれるから。
3.寒天は海藻なので栄養価が高く健康に良いから。
4.保存しやすくなるから。
5.勝負品になるから。

実は5番の理由は大きいと思います。寒天は家でのお茶っこ飲みの時食べたりしますが、運動会、町内会、旅行、仏事の時など漬物と並んで必携の品。
寒天が上手に作れる人は一目置かれる存在になり、女っぷりがグンと上がります。
もし「寒天選手権」を開催したら結構白熱すると思うなぁ。

たまご寒天の白身と黄身のバランスが絶妙な人
奇想天外な材料を使い、食べるものの度肝を抜くようなもの作る人
色の魔術師のごとく芸術的な色使い、レインボー寒天を作る人

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くるみで表面がぎっしり覆われた「くるみ寒天」
これは、横手でよく見るベーシックな寒天です。十文字道の駅で購入。

横手の生活に馴染んでいる「寒天」。
道の駅では、普通に他のお土産品と並んで売られてました。
寒天の素だけじゃなく、いろいろ工夫された寒天料理も並んでいます。

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寒天料理は私たちの生活の中に溶け込んでいて、ごくごく普通に日常から食べられているもの。しかも季節を選ばず一年中おいしく食べることができます。かなちゃん的にはこの機会に横手の郷土料理に認定したいな!

〔 992文字 〕

2009年6月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

あやめのお花見に

No. 35 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
「暑い」って言ったら罰金!と言い出しておきながら、一番に「暑い!」と言ってしまうかなちゃんです。もちろん罰金は払いませんけど。

いや~、それにしてもぬぐいっすねぇ。例年6月ってこんなでしたっけ?この調子で行くと、真夏はどうなることやら・・・、恐ろしくて考えたくもありません。

さて、そんな暑がりのみなさん、もちろん暑がりじゃない方も、今週末から始まる平鹿町浅舞公園の「あやめまつり」に行ってみてはいかがでしょう!
色とりどりのあやめ50万本が咲く様子を見れば、きっと心がすーっと涼やかに和むはずです。

「お花もいいけど、おいしいもの食べたいわ!」という花より団子派のみなさんへ。
お花見には花見団子がつきもの。あやめのお花見にぴったりな、うめっお団子を紹介します。

その名も「あやめだんご」

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団子の部分はよもぎが入ったほろにが系、それを惜しげもなくこしあんが包み込み、草団子とこしあんの絶妙なコラボレーションがお口の中いっぱいに広がります。
子どもからお年寄り、甘いのが苦手な男性まで幅広く愛されている味です。

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そして、最近「あやめまつり」の定番になってきた「長まじゅうまき」
えっーーー!!!お饅頭をまくですって!?

はい、まきます。しかも思いっきり盛大に!私も以前参加したことありますが、それはそれは凄い事になります。
ある意味お祭りと言うよりはスポーツ、格闘技と言っていいでしょう!
涼しくなるどころか、ゴーーーっと熱く燃えたぎってきます!

まかれるお饅頭は浅舞に江戸時代から伝わる名物まんじゅうで、形が小判型なのが特徴です。
なぜこのような形になったのかわかりませんが、この形のほうが口にすっと入って食べやすいような気がします。

「あやめまつり」のイベント情報等は、横手市ホームページ上に詳細が載っていますので、そちらをご覧ください。

ご紹介しました「あやめだんご」「長まんじゅう」は公園内売店テントでお求めになれますよ!

結局あやめまつりに行くと涼しくなるの?暑くなるの?
んー・・・・・・。どっちも味わえるお徳イベントです。

〔 893文字 〕

2009年8月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

ラブリ~きゅうり!

No. 64 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
昨日から秋田大学の学生さんがマーケティング推進課に研修生として勉強しに来ています。かなちゃんはじめ、課のみんながいつにも増してはりきってます!
今日は研修生の伊藤さんと、市内の道の駅や直売所に市場調査に行ってきました。

早生のぶどうやりんご、里芋などがずら~っと並んでいる中、私の目に強烈に飛び込んできたものがありました!

202302151152462-admin.jpg

きゃ~す・て・き!
ラブきゅう・ピカきゅうですって!

形もネーミングも超ラブリーです。

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見た目は普通のきゅうりです。
でも、切ったら、お星様とハートになるんです!

ものっすごい興奮したかなちゃんは、お店の方にどうやってこのきゅうりを作っているのか聞いてみました。そしたらナント!きゅうり用の型があるんですって!
きゅうりがまだ小さいうちに型をはめ、あとはきゅうりがその型どおりに大きく育つとこのようになるんだそうです。

よく、にんじんやきゅうりを型でくり抜くのはありますが、きゅうりをそのままハートや星の形に成長させるっていうのは初めて見ました。

すごいアイデアです。拍手~!

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ハートやお星様のきゅうりが冷や汁(冷たい味噌汁)に浮かんでたら・・・、かわいいかも!
お弁当に入れれば、お子さんも大喜びですね!

このラブきゅうピカきゅうは、道の駅さんないとあいのの温泉直売会 山菜恵ちゃんで販売されていました。

ちなみに味は・・・ラブリーうめっ!?
きゅうり味です。

〔 620文字 〕

2009年10月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

長~い、に○じ○

No. 89 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
最近イレギュラーサイズネタ大好きかなちゃんです。
今日は普通サイズよりも長~い、ある野菜をご紹介します。

長い野菜はいろいろあるけど、これだけ普通サイズと差があるのもめずらしいかも。

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おっ!長いですねぇ。
スーパーで売っているサイズのにんじんと比べるとこうです!

 202302151447272-admin.jpg

おぉーっ!!!二倍以上ある。
では一体何センチあるのか測ってみましょう。

実測。

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ほっほぅー。(横手では、ある一定年齢より上の方々が驚いた時にこのような声をあげます。)

40cm!?

実はこのにんじん、イレギュラーサイズでもなんでもなく、このサイズがレギュラーサイズ。
その名も「山内にんじん」。
横手市山内地域で昔から栽培されていた伝統野菜で、山内地域の特産品となっています。

山内にんじんの特徴は、長さが大体30センチを超える、香りと甘味が強く、煮崩れもしにくいので、煮物に最適です。
また、鮮やかなオレンジ色は漬物にしても色栄えします。

輪切りにしてみると・・・、んっ!?中心の部分がゴボウに似てる!
そう、にんじんもゴボウも根っこの部分を食べる野菜だもんね。
これを見ると明らかに山内にんじんの方がしっかりした作りです。

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では早速 味くらべしてみましょう。
どちらも当たり前ですがにんじん味です。
甘味はスーパーで売っているほうも十分に甘いです。でも、山内にんじんの方がコクのある甘さです。
食感は、山内にんじんの方がしっかりしていてパリっとしています。
香りは、輪切りにした時、パーッとにんじんの香りが瞬時にするのが山内にんじんです。

より、にんじんらしいにんじん、それが山内にんじんです。

もしかなちゃんが馬だったら断然「山内にんじん」を選ぶなぁ。
まだ生でしか食べていないので、山内にんじんのおいしさを十分に堪能していませんが、今日はちょうど鍋にしようと思っていたので、鍋にどちらのにんじんも入れて食べくらべてみようと思います。

「山内にんじん」は今の時期から春まで売られているそうです。冬の間山内地域の看板野菜として活躍します。

「いぶりがっこ」とともに「いぶりにんじん」としても販売されるそうです。
うめっそぅ!

伝統野菜は、古くから栽培され伝えられてきたその土地固有の味です。
どうぞみなさん、山内の味力、「山内にんじん」をサラダに煮物に漬物に、いろんな食べ方でお楽しみください。

「山内にんじん」は道の駅さんない、あいのの温泉直売会山菜恵ちゃんで販売しています。

〔 1060文字 〕

2010年1月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

いぶり学校樽開き そのお味は?

No. 127 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
こんにちは。いぶりんウィーク真っ只中、かなちゃんです。

人生でこんなにもいぶりがっこを口にするのは初めてのことです。
「口にする」。文字通り食べる、そして、話題にする。今のかなちゃんの状態は、そのどちらも意味しています。

ブログの内容も最近いぶりがっこのことばかりですが、それもしょうがありません。毎日何らかの形でいぶりがっこと接しているからです。心なしか体臭がいぶりがっこ臭い気が・・・( ̄□||||!!
だいぶ顎が鍛えられたような気がします。このまま顎のラインがスリムになっていってくれればと願います。

さて、今日のいぶりがっこの話題は「いぶり学校 樽開き」です。
いぶり学校の生徒17名が、昨年11月18日に山内地域の3軒の生産者のお宅に分かれて作業しました。(※11月19日のブログをご覧くださいね。)
その時に漬けた大根がいい塩梅になっているであろう本日、待望の樽開きを迎えたのです。

11月18日に漬けた時の状態。
202302161042386-admin.jpg

それが今日はこんな感じになっていました。
 202302161042385-admin.jpg

うぉーっ!!!水分がいっぱい出てるーーー!

この状態の時の香りは、まともに嗅ぐと結構キツイ。でも、臭ければ臭いほど発酵が進んでいる目安にもなり、美味しい食べごろのサインなんだそうです。発酵パワー恐るべし。

さぁ、早速樽から出して試食してみましょう。
樽の中は氷水のように冷たくて、ねちゃっとしているけど、泥遊びしているような感じでなんだか気持ちいいんです。
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各樽ごとにいぶりがっこをはやして(切って)食べてみました。
そうそう、余談ですが、この「はやす」は「切る」の方言なんですけど、いぶりがっこの場合、「切る」より「はやす」の方が断然表現として合っていると思うのは私だけでしょうか。

話を戻しましょうね。お味はいかがでしょうか。

 202302161042382-admin.jpg
「あや~、3つの樽全部が味違う~!んだどんも、みな、うめなぁ~。」

そうなんです。色、甘さ、しょっぱさ、いぶり具合、ぜーんぶ違うんです。
だけど、どれも個性があってうめっ!

いぶりがっこひとつでお茶っこも進めば、会話も弾みます。

今日は11月18日も先生として生徒にいぶりがっこの作り方を教えてくださった「山内いぶりがっこ生産者の会」高橋一郎会長の講話をお聞きしました。
いぶりがっこの歴史、大根の植え方、燻し方など専門的なお話をしてくださり、参加者の皆さんも熱心に聞き入っていました。

 202302161042381-admin.jpg

食のアカデミー栄養士の菅先生からは、いぶりがっこを使った料理の提案です。
今回は、「いぶりがっこピラフ」と「いぶりがっことピクルスのソース」を作って皆さんに試食していただきました。

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「いぶりがっこが、こんな風に使えるなんて考えもしなかった。うめ~!」

ただはやして食べてもおいしいいぶりがっこですが、ご飯のトッピングに、ドレッシング的なソースになるなんて目からうろこです。
いぶりがっこが一気におしゃれ~な食べ物になったような気がしました。

皆さん大満足の樽開きだったようです。
いぶりがっこ作りの道は長く厳しいものとは思いますが、今日参加した全員が、今年は大根作りから始めて、自分の手でいぶりがっこ作りにチャレンジすると意欲満々でした。

さぁ、今週もまだまだいぶりんウィークが続きますよ!
28日(木)は「第4回いぶりんピック」が開催されます。
そちらの模様もブログでお伝えしますので、お楽しみにね!

〔 1447文字 〕

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