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2011年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

古(いにしえ)の味でホッ!

No. 216 〔13年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
今日は冬に逆戻り。
朝から断続的に雪が降っています。
「いづまで降るなだべぇ~。」
行きかう人々が皆、同じようなことを呟いています。

あたりが春らしくなってくると、春らしい装い、春らしい食べ物にシフトしていくんでしょうけど、とにかく今年はいつまでたっても冬気分。
分厚いコートも、あったか~い食べ物もどちらも未だに手放せません。

そんな中、かなちゃんの身も心もホッと癒してくれる、最近の一押し商品をご紹介します。

その名も『後三糖(ごさんとう)』

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ややっ!
まず目に飛び込んでくるこの武将は一体誰やーーーっ!?

このお方の名は「八幡太郎義家(源 義家)公」にあらせられます。

後三糖は、横手市金沢地区を舞台に繰広げられた歴史的な合戦『後三年の役』を偲ぶお菓子です。

中を開けるまで、このお菓子がいかなるものなのか想像がつきません。
でも、『後三』といっているくらいなので、甘いものということには間違いありません。

では包みを開けてみましょう。

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『食べ方』を最後まで読んでみると、これが「おしるこ」なのだということが判明しました。
でも!中から伏兵(ふくべ)が現れるおしるこですと???

ますます興味がわいてきます。

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食べ方が書かれてある紙を開くと、今度は中から4つに分かれた包みが出てきます。
なかなか正体を現さないのが、武将っぽい!(意味不明)
察するに、このひとつが一杯分のおしるこになるんですね。

丁寧に包まれた上質な紙を開けてみると・・・、

なんということでしょう!

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八幡太郎義家公が描かれたレリーフです。

名菓『後三糖』を説明するしおりには、こう書かれています。
「後三年の役に八幡太郎義家公は金沢柵にたてこもる清原家衡、武衡を攻められた時、西沼の付近において雁行の乱れ飛ぶさまを見られました。義家は馬を立ててじっとこの様を見ておりましたが、かつて大江匤房卿から教えられた言葉を想い出して、兵を出して探させましたところ果たして三十数騎の伏兵が現れましたの怱ち之を打ち破ることが出来ました。」

これを見事にお菓子で表現したのが、この『後三糖』なのです。

『食べ方』を忠実に守って、早速作ってみましょう。

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な、な、なんとぉーーーっ!!!

中から伏兵がぁーっ!
槍とか、刀が出てくると思いきや、ひょっこりひょうたんが浮かんできました。
これには思わずニンマリです。
面白い!

果たしてその味や如何に・・・。
はぁ~ぁ~ぁ~、古を偲ばるる~、うめっ!

ちょっととろみがあって、ほらっ!子どもの頃、病気の時に食べた味。
片栗粉に砂糖を入れてお湯でかき混ぜるとできる、あの味ですよ。
これを飲むと、なんか昔のことを想い出して、遠い目になっちゃいます。
(るるぅ~。)
病気の時にばあちゃんがサジで食べさせてくれたっけなぁ。

な~んてことから、この『後三糖』を最近毎日飲んで癒されてるって訳です。

金沢の名菓『後三糖』の製造・販売は熊谷菓子店さんです。
お店構えも超レトロチックで、郷愁を誘いますよ。


さて、今日はもうひとつお知らせがあります。
明日3月12日(土)、秋田市のスーパーマーケット「いとく秋田東店」において、横手産アスパラ菜・菌床しいたけの販促活動(試食販売)を行います。
JA秋田ふるさとと横手市が、秋田市の皆様に自信を持ってお届けします。
秋田市内の方、明日偶然にも秋田市に出かれられるという方、ぜひ、「いとく秋田東店」にお立ち寄りくださいませ。

いとく秋田東店様 店舗情報 http://www.itoku.co.jp/shop_list/akita_h...

〔 1557文字 〕

2011年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

白い悪魔

No. 206 〔13年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
雪って、こう・・・、もっとロマンチックで、メルヘンチックなものじゃなかった!?
あんまりです。
これじゃぁ、メルヘンどころか白い悪魔です。

来月、雪まつりが開催される横手市としては雪はある程度必要なもの。
しかし!もうたくさんです。
勘弁してください。
ごめんなさい、謝ります。(とりあえず謝っとけば何とかなりそう。)

今、横手に住んでいる方は皆、疲弊しきってます。
朝の雪よせ、勤務地での雪よせ、お昼休みに雪よせ、帰宅時の車の雪下ろし、帰ったら自宅の雪よせ・・・、あぁ~、考えたくもない、悪魔のローテーションの渦の中に飲み込まれています。

さて、吹雪の中の作業は重労働です。寒さと疲労で口は固く閉ざされていきます。雪国の人に無口な人が多いというのも何となく納得できるような気がします。

ちなみにかなちゃんは、雪よせしている時もしゃべっています。なんか口が動いてます。
このつらい作業が終わったら何を食べようかと、希望を胸に抱きながら作業します。
そんな時に頭に浮かんでくる食べ物は、やはり甘いもの。
おしるこ、ぜんざい、大福、そうそう!アイスクリームもありかも。
やっぱり疲れた体は糖分を欲するものなんですねぇ。

そうそう!最近あるテレビ番組で料理に砂糖をどっさり加えるところとして横手が注目されているんですよ。
赤飯、納豆、ポテトサラダ、のり巻などなど、私たちが日常慣れ親しんでいる味が、他の地域では非日常だとか。

えーーーっ!絶対甘い方がうめってば!

ポテトサラダだってさ、とちっと甘いのがマヨネーズとグッドバランスをかもし出すでしょ。

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【ほんのり甘いのがホッとするのです】

以前、すごーく暑い国に旅した時、あんまりにものどが渇いたので自動販売機で緑茶らしきものを買って、ゴビゴビっと一気飲みしたら、非日常的な味に思わずブワァーって出しちゃったことがありました。
その緑茶は、シロップを緑色に着色しているんじゃないかと思うほど甘く、渇いた喉に絡みついてくるのです。
でもその国では、その甘さが日常的。

気候は真逆だけど、暑さや寒さで疲れた体の栄養補給に、人は甘いものを自然と欲するのかなぁ、なんて勝手に分析してみました。

まだまだ今週いっぱい、雪は降り続きそうです。
適度に栄養補給をして、身体を温めて、怪我などせず、この白い悪魔と戦いましょう。

かなちゃんは先週、伊勢丹府中店で開催されている秋田フェア参加のため東京にいました。ビル風がちょっぴり身にしみるものの、雲ひとつない青空、花が咲き、鳥がさえずる。
そんな都会の空気に触れ、うっすら額が汗ばんでるかなちゃんは、よもや、ふるさと秋田がこんなことになっているとはゆめゆめ思わず、横手駅に降り立った途端、3日前に停めた駐車場の車を見て言葉を失いました。

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もはや、風のナウシカの王蟲(オーム)です。

毎日こんなのと戦っている雪国の人は、本当にすごい。

最後に、伊勢丹府中店秋田フェアは11日(火)まで、残すところあと一日となりました。
たくさんのお客様に横手の美味しいものをお買い上げいただきまして誠にありがとうございました。

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雪が降って畑も田んぼも何もかも雪に埋もれてしまいますが、横手には雪国ならではの『食文化』があります。

これからも、横手は一年を通じて横手の食の魅力を全国の皆様にお届けしていきたいと思っています。

〔 1420文字 〕

2009年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

りんごジュースはりんごそのもの

No. 109 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
昨日(10日)の朝は、本当に冷えましたねぇ。あたり一面凍ってて、まち全体が冷凍庫に入ったような状態でした。朝は濃い霧が発生していましたが、その霧が晴れると真っ青な青空。その青に映える真っ白な鳥海山。
私はこんな鳥海山を見るたびに、ここに生まれてよかったぁ~と思います。

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【りんごの樹と鳥海山】

今日は増田町にあるJAのジュース加工所にお邪魔しました。
横手では生食用のりんごはもちろんのこと、りんごジュースにも力を入れていて、どちらも大変美味しいと評判です。

ジュース加工所の中に入ると、りんごの甘~い香りがしてきます。
ジュース作りの一番最初の工程が実は一番肝心なんだそうです。

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わぉー!りんごのプールだ!
ジュース用のりんごと言っても、見た目ではなぜ加工用になったのかわからないくらい美味しそうなりんごです。ちょっと色が赤くならなかったとか、形が変形しているだけで加工用になってしまうという、厳しいハードルがあるんだそうです。

一個一個包丁で割って、中味をチェックしています。日によっては、一日2万個のりんごをチェックするんだそうですよ。2万個のりんごの中でちょっとでも傷んでいるものが雑じってしまうとジュース2万パックに影響が出てしまうという大変デリケートなものなんだそうです。
ですから、ここではジュース作り半日、もう半日は器具の清掃を丁寧に行うんだそうです。

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厳しいチェックを通過したりんごが破砕され、第一段階のりんごジュースができます。この段階で出る搾りかすは捨てられずに飼料になったり肥料になったりするんですって。地球に優しいりんごジュースですね。

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【地球に優しいりんごの搾りかす】

さて、搾られたジュースは熱殺菌処理が3回施されます。
熱殺菌処理後、パックにつめられ最終的に箱詰めされます。

ここまでの流れがおよそ一時間。
あっという間にジュースになるのです。りんごジュースは「甘味・酸味・香り」が命だとか。それを最大限引き出すために、このスピードが大事なんだそうです。

さぁ!できたてほやほやのジュースをいただいてみましょう。
うめっ!
まるでおいしいりんごを食べたような感じです。

そう!それこそがここのジュース加工所のジュース作りのモットーなんだそうです。

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生のりんごに比べて、ジュースだと手軽にりんごを味わえます。
また、生食のりんごにいろんな品種があってそれぞれの味を楽しめるように、ジュースも品種ごとに作られています。
津軽、千秋、王琳、ふじの4種類です。

ちょっと喉を潤したい時、りんごジュースが超おススメです。
このりんごジュースは増田のジュース加工所の他、増田観光物産センター「蔵の駅」、道の駅十文字等で販売しております。
お子様からお年寄りまでみんなから愛される味です。
ぜひお試しくださいね。

〔 1208文字 〕

2009年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

おもしろ野菜・果物展

No. 97 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
ブログをスタートして半年を過ぎました。まもなく記念すべき100回を迎えようとしています。
すごいと思います。だって小学校の時の絵日記も、中学生の時の行動日誌も、高校生の時の交換日記も全て続かず、白紙の部分ばかりが目立っていたかなちゃんの日記が!!!こんなに続くなんて・・・、本人が一番びっくり、自画自賛です。


しかも今日は、初めて視聴者の方からご投稿いただいた写真をご紹介できる嬉しい日なんですよ!
ご投稿くださいました千田様、ありがとうございました。

「おもしろ野菜・果物」と題して送っていただいた写真はこちらです。

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でかーっ!!!
この堂々たる佇まい、ちょっと斜めに構えた重厚な風格、キングオブなすにふさわしい。
田楽にして食べたらおいしそうですよね。

じゃ、せっかくなので今度はかなちゃんからの投稿です。これって自画自投?
かなちゃんちの柿木にかわいい動物の姿が・・・。

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きゃーぁ!かわいいー。
月に住むぴょんぴょんうさぎが、青空にぽっかり浮かんでます。

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近くで見ると、うん・・・・・・、柿ですね。


「食と農からのまちづくり」ホームページでは、皆様からの食と農に関する情報をお待ちしておりマース!

わが家自慢の野菜・果物、わが家の地産地消料理、イレギュラーサイズ、へんてこ野菜・果物などなど、ホームページ上の、
【お問い合わせフォーム】
【応募フォーム】

からご投稿ください。

〔 620文字 〕

2009年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

10月の3連休、皆様いかがお過ごしですか?
10月10日は何の日?と聞かれると、まだ「体育の日」って思っちゃう。普段から全然体を動かしていないから、この日くらいは運動しなきゃね、なんて思っていたけど、超おいしそうなお話が舞い込んできたので、運動はひとまずおいといてと!

何がおいしそうって、かなちゃんが料理の審査員をするっていうんです!食いしん坊もたまにはいいことあるよね。

横手市の女性サークル「おちゃっこママ」主催の『おいしい横手産で親子クッキングフェスティバル』が10日十文字道の駅で開かれました。

開会式では、このフェスティバルで横手のおいしい!を発見し、食を通して横手を見つめ直すとともに、親子または地域のコミュニティの機会になってくれればと黒丸会長さんからごあいさつがありました。

「横手のおいしい!」ことなら、このかなちゃんにお任せを!はりきって頑張ります!

今回はいものこと、りんごを使った料理がテーマになります。
審査は、味や見た目、その食材の活用度合いなどの項目で厳正なる審査が行われます。かなちゃんたちだけじゃなく、一般の参加者(お客様)の皆さんも審査を行います。

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5組の親子によるクッキング開始!
青空の下でのクッキングはそれだけでおいしいものができそうです。

クッキングの時間を利用して、野菜ソムリエの加藤さんから全国、世界の里芋のお話と試食タイムが行われました。

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山内のいものこをはじめ、北上の二子いも、からとりいも、そしてなんと!里芋のルーツ台湾産のヤムイモもありました。
同じ里芋なのに食感や味が全然違う!かなちゃん、別にひいきしているわけじゃないですよ。でもね、やっぱり山内のいものこが一番うめっ!のよ、やっぱり。

さて、料理のほうも出来上がって審査の時間です。
さぁ、ここからかなちゃん真剣タイムだよ。

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わーん、どれもおいしそう!厳正なる審査なんてできるのかな・・・。

写真の順番にメニューをご紹介します。
1 『いものこまんじゅう』
  いものこをつぶし、もち粉を加え熱湯に浮かべお団子にしたもの。

2 『満月の里団子(りんごのかくれんぼ)』
  いものこを茹でてすり鉢で練る。それを団子にし  2種類のりんごを入れ、あんをかける。

3 『ギナタアーン ビロビロ』
  フィリピンの味をそのまま生かした芋の子料理。ココナッツミルク味。

4  『いものこふわふわまんじゅう』
  いものこのあんをいものこの生地で包んだ蒸ケーキ。

5  『里芋とりんごの炊き込みご飯のニョッキ添え』
  里芋の炊き込みご飯の上に細かくきざんだりんごとショウガをのせる。  里芋を練りこんだニョッキが添えられている。

うぅーっ!どれもアイディア満載、しかも、うめっ!

見事グランプリに輝いたのは!ダラララララ・・・ダン!(ドラムロール)

『里芋とりんごの炊き込みご飯のニョッキ添え』

いものこの炊き込みご飯の上に生のりんごがのっている意外性、ニョッキにいものこを練りこみツルン、モチモチな食感を生み出すアイディア、横手産の旬な食材をワンプレートの中に凝縮させ、見た目にも秋の横手を感じさせる素晴らしいお料理でした。

本当に皆さん素敵なお料理をありがとうございました。ごちそうさまでした。

審査が終わって・・・。
はらっちぇーーー!(おなかいっぱい)

普通審査員ってお料理全部食べないよねぇ。ちょっとづつ食べて審査するんだよねぇ。
でも、かなちゃんは最初の一皿目があんまりにもおいしくって完食!
結果全部完食です。

芋ってさ、お腹にずーんと響くよね。

でもね、おいしく食べられるって健康なことだよね。
いつでもおいしいものをおいしくいただけるよう健康な体でいなくっちゃ。
さて、今回後回しにしていた運動を体育の日に合わせてしてみよっかな。

〔 1681文字 〕

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