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2011年1月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

白い悪魔

No. 206 〔13年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
雪って、こう・・・、もっとロマンチックで、メルヘンチックなものじゃなかった!?
あんまりです。
これじゃぁ、メルヘンどころか白い悪魔です。

来月、雪まつりが開催される横手市としては雪はある程度必要なもの。
しかし!もうたくさんです。
勘弁してください。
ごめんなさい、謝ります。(とりあえず謝っとけば何とかなりそう。)

今、横手に住んでいる方は皆、疲弊しきってます。
朝の雪よせ、勤務地での雪よせ、お昼休みに雪よせ、帰宅時の車の雪下ろし、帰ったら自宅の雪よせ・・・、あぁ~、考えたくもない、悪魔のローテーションの渦の中に飲み込まれています。

さて、吹雪の中の作業は重労働です。寒さと疲労で口は固く閉ざされていきます。雪国の人に無口な人が多いというのも何となく納得できるような気がします。

ちなみにかなちゃんは、雪よせしている時もしゃべっています。なんか口が動いてます。
このつらい作業が終わったら何を食べようかと、希望を胸に抱きながら作業します。
そんな時に頭に浮かんでくる食べ物は、やはり甘いもの。
おしるこ、ぜんざい、大福、そうそう!アイスクリームもありかも。
やっぱり疲れた体は糖分を欲するものなんですねぇ。

そうそう!最近あるテレビ番組で料理に砂糖をどっさり加えるところとして横手が注目されているんですよ。
赤飯、納豆、ポテトサラダ、のり巻などなど、私たちが日常慣れ親しんでいる味が、他の地域では非日常だとか。

えーーーっ!絶対甘い方がうめってば!

ポテトサラダだってさ、とちっと甘いのがマヨネーズとグッドバランスをかもし出すでしょ。

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【ほんのり甘いのがホッとするのです】

以前、すごーく暑い国に旅した時、あんまりにものどが渇いたので自動販売機で緑茶らしきものを買って、ゴビゴビっと一気飲みしたら、非日常的な味に思わずブワァーって出しちゃったことがありました。
その緑茶は、シロップを緑色に着色しているんじゃないかと思うほど甘く、渇いた喉に絡みついてくるのです。
でもその国では、その甘さが日常的。

気候は真逆だけど、暑さや寒さで疲れた体の栄養補給に、人は甘いものを自然と欲するのかなぁ、なんて勝手に分析してみました。

まだまだ今週いっぱい、雪は降り続きそうです。
適度に栄養補給をして、身体を温めて、怪我などせず、この白い悪魔と戦いましょう。

かなちゃんは先週、伊勢丹府中店で開催されている秋田フェア参加のため東京にいました。ビル風がちょっぴり身にしみるものの、雲ひとつない青空、花が咲き、鳥がさえずる。
そんな都会の空気に触れ、うっすら額が汗ばんでるかなちゃんは、よもや、ふるさと秋田がこんなことになっているとはゆめゆめ思わず、横手駅に降り立った途端、3日前に停めた駐車場の車を見て言葉を失いました。

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もはや、風のナウシカの王蟲(オーム)です。

毎日こんなのと戦っている雪国の人は、本当にすごい。

最後に、伊勢丹府中店秋田フェアは11日(火)まで、残すところあと一日となりました。
たくさんのお客様に横手の美味しいものをお買い上げいただきまして誠にありがとうございました。

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雪が降って畑も田んぼも何もかも雪に埋もれてしまいますが、横手には雪国ならではの『食文化』があります。

これからも、横手は一年を通じて横手の食の魅力を全国の皆様にお届けしていきたいと思っています。

〔 1420文字 〕

2011年3月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

古(いにしえ)の味でホッ!

No. 216 〔13年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
今日は冬に逆戻り。
朝から断続的に雪が降っています。
「いづまで降るなだべぇ~。」
行きかう人々が皆、同じようなことを呟いています。

あたりが春らしくなってくると、春らしい装い、春らしい食べ物にシフトしていくんでしょうけど、とにかく今年はいつまでたっても冬気分。
分厚いコートも、あったか~い食べ物もどちらも未だに手放せません。

そんな中、かなちゃんの身も心もホッと癒してくれる、最近の一押し商品をご紹介します。

その名も『後三糖(ごさんとう)』

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ややっ!
まず目に飛び込んでくるこの武将は一体誰やーーーっ!?

このお方の名は「八幡太郎義家(源 義家)公」にあらせられます。

後三糖は、横手市金沢地区を舞台に繰広げられた歴史的な合戦『後三年の役』を偲ぶお菓子です。

中を開けるまで、このお菓子がいかなるものなのか想像がつきません。
でも、『後三』といっているくらいなので、甘いものということには間違いありません。

では包みを開けてみましょう。

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『食べ方』を最後まで読んでみると、これが「おしるこ」なのだということが判明しました。
でも!中から伏兵(ふくべ)が現れるおしるこですと???

ますます興味がわいてきます。

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食べ方が書かれてある紙を開くと、今度は中から4つに分かれた包みが出てきます。
なかなか正体を現さないのが、武将っぽい!(意味不明)
察するに、このひとつが一杯分のおしるこになるんですね。

丁寧に包まれた上質な紙を開けてみると・・・、

なんということでしょう!

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八幡太郎義家公が描かれたレリーフです。

名菓『後三糖』を説明するしおりには、こう書かれています。
「後三年の役に八幡太郎義家公は金沢柵にたてこもる清原家衡、武衡を攻められた時、西沼の付近において雁行の乱れ飛ぶさまを見られました。義家は馬を立ててじっとこの様を見ておりましたが、かつて大江匤房卿から教えられた言葉を想い出して、兵を出して探させましたところ果たして三十数騎の伏兵が現れましたの怱ち之を打ち破ることが出来ました。」

これを見事にお菓子で表現したのが、この『後三糖』なのです。

『食べ方』を忠実に守って、早速作ってみましょう。

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な、な、なんとぉーーーっ!!!

中から伏兵がぁーっ!
槍とか、刀が出てくると思いきや、ひょっこりひょうたんが浮かんできました。
これには思わずニンマリです。
面白い!

果たしてその味や如何に・・・。
はぁ~ぁ~ぁ~、古を偲ばるる~、うめっ!

ちょっととろみがあって、ほらっ!子どもの頃、病気の時に食べた味。
片栗粉に砂糖を入れてお湯でかき混ぜるとできる、あの味ですよ。
これを飲むと、なんか昔のことを想い出して、遠い目になっちゃいます。
(るるぅ~。)
病気の時にばあちゃんがサジで食べさせてくれたっけなぁ。

な~んてことから、この『後三糖』を最近毎日飲んで癒されてるって訳です。

金沢の名菓『後三糖』の製造・販売は熊谷菓子店さんです。
お店構えも超レトロチックで、郷愁を誘いますよ。


さて、今日はもうひとつお知らせがあります。
明日3月12日(土)、秋田市のスーパーマーケット「いとく秋田東店」において、横手産アスパラ菜・菌床しいたけの販促活動(試食販売)を行います。
JA秋田ふるさとと横手市が、秋田市の皆様に自信を持ってお届けします。
秋田市内の方、明日偶然にも秋田市に出かれられるという方、ぜひ、「いとく秋田東店」にお立ち寄りくださいませ。

いとく秋田東店様 店舗情報 http://www.itoku.co.jp/shop_list/akita_h...

〔 1557文字 〕

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完熟ぶどうジャム

No. 274 〔12年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
めっきり寒くなってきましたね。
寒くなってくると食欲が増し、さらに眠くなってくる。
こんにちは、今、クマに最も近い人かなちゃんです。

さて、県内一のブドウ産地・横手市で完熟栽培されたスチューベン100%のジャム「横手ヴァイナリー 葡萄JAM(ジャム)」の製造が、ただ今最盛期を迎えています。

今日は、ジャムを製造している「おものがわ夢工房」におじゃましました。
こんにちは~、と一歩加工所内に足を踏み入れると、中から甘酸っぱいいい香りが漂ってきました。
中では4人のお母さんたちが葡萄ジャムの製造に大忙しの様子。

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部屋の隅に、みずみずしい美味しそうな葡萄が箱で積まれていました。
これはジャムの原料になるもので、スチューベンという品種の、とても甘い、糖度が20度以上もあるぶどうです。

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まずは、ぶどうをよく水洗いします。

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そして、お母さんたちの手によって、丁寧に房から外されます。

ここで、出た!かなちゃんのお決まりの一言。
「食べていいですか?」
食べていいよと快く言っていただき、遠慮なくパクリ。

あまーいっ!!!

小さな果実の中に、甘みがギュギュッと凝縮されていて、口に入れると濃厚で爽やかな甘みが弾けます。

これがジャムになったら・・・。

想像したら、なぜだか耳の後ろがキューンと痛くなり、唾をゴクッと飲みました。

次に房から取り外した実をミキサーにかけます。

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ミキサーにかけたものには皮と種があるため、それらを取り除きながら果汁を搾ります。

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搾った果汁を大なべに移し煮詰めていきます。

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うぉー!!!ぶどうの湖に飛び込みたーい!

ここからが根気のいる作業です。
煮詰めていく段階であくが出るのを、丁寧に2,3回取り除きます。
そして、とろーっとしたジャムになるまで3時間ほどじっくりとかき混ぜます。

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とろみがついてくると木べらがどんどん重くなってきて力が必要になってくるそうです。

お母さんたちの愛情たっぷりの手作りジャム「横手ヴァイナリー葡萄ジャム」がこれです。ジャジャーン!

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一口スプーンですくって舐めてみると、
うめっ!
自然な甘さと酸味のバランスがとても上品なお味です。
食パンに隙間なくべったり塗って食べたいよー!!!

樹上で完熟した糖度の高いスチューベンを使い、砂糖やゼラチン、保存料などを一切加えずに、ぶどう本来の甘味を生かしたジャムに仕上がっています。雪害の影響を乗り越えて、生産農家が丹精込めたぶどうの深い味が楽しめます。パンだけでなく、ヨーグルトやアイスクリームに添えてもおいしいですよ。

お買い求めは、横手市観光協会かまくら館売店でお願いいたします。

〔 1144文字 〕

2011年12月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

やめやぎ

No. 281 〔12年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
大きなぼた雪が降る季節になりました。
皆さん、体調管理は万全ですか?

さて、去る12月8日、私は朝一番に市内にある横手南中学校3年生の家庭科の授業にお邪魔しました。
12月8日ならではの授業が行われるというのです。
12月8日・・・、はて?何の日だっけ?

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秋田県南部には、昔から伝わる風習に『病焼き(やまいやき)』というものがあります。
12月8日に焼餅を食べて無病息災を願い、病払いをするものです。
こっちの方言で『やめやぎ』とも言います。
『やめやぎ』を食べれば病気に罹らないという言い伝えがあるのです。

この日、横手南中学校3年生がこの冬の無病息災を願い『やめやぎ』作りに挑戦しました。
1時間目の授業という慌ただしさに加え、限られた時間の中での作業です。先生の説明にも力が入ります。

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早速作業に取りかかる生徒たち。
もち米粉と小麦粉を耳たぶより柔らかくなるまでこねるのはけっこう至難の業です。こねながら時に自分の耳たぶを触っては感触を確かめます。

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おっ!さすが男子。力強く全体重をかけてこねていますね。

やっと耳たぶくらい柔らかくなったら、次はピンポン玉大に丸めます。
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クルクル丸めるのって楽しいよね!
やっぱ丸だよね。

とぉーーーーっ!?
四角???

うん、そうだ!そもそも、おやきが丸じゃなきゃいけないなんて誰が決めた。
四角があったっていいじゃないか!
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とぉーーーーっ!?
今度は、『J』と『ハート』???
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さすがにこれには驚いて、
これ、何の意味?って聞いてみたら、
『ジャスティン・ラブ』だって!c(>ω<)ゞ イヤァ~ かわいい!

続々とおやきが出来上がってきました。
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おっ!ちゃんと四角をキープしてるぞ!
こんがり焼けておいしそ~!

さてっ、かなちゃんの、ちょっとあんこがはみだしちゃった欲張りおやきのお味は・・・。
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アチッ、アチチチ・・・、うめっ!

できたてほやほやのおやきは、何ともまあ香ばしくて、うめっ!のひとことに尽きます。
昔、反射式のストーブの上にアルミホイルを敷き、その上でおやきを焼いて、おやつにして食べたことを懐かしく思い出しました。

今の時代、このような行事、習慣が薄れていく中、こんな風に昔からの言い伝えを守り、授業の中で伝えていく・・・、本当に素敵なことですね。
きっとこの生徒たちも、大人になった時に、ふっと思い出すことがあるでしょう。

病は気から!
きっと、今日『やめやぎ』を食べた人は、この冬、丈夫に過ごせるはずです。

〔 1071文字 〕

2012年8月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

お盆間近 頑張る直売所

No. 339 〔11年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
  横手市内には、新鮮な青果物を販売する直売所(20)が各地域にあります。
 お盆の季節になると直売所の品揃えも多くなります。

 ここは、横手市農産物直売所「雪んこの里あばだらけ」

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 魅力ある青果物で、店内は大盛況です。
 そして、お盆の季節となると お供え用の花。

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 生産者自慢の花々が、直売所ならでの料金で購入できます。
 
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 この直売所では、毎年お盆期間(8/11~13)のみ朝6:00から開店しております。

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 さあいよいよ、「横手送り盆まつり」が始まります。
 横手地域局前おまつり広場には、ちょうちんがすでに設置されていました。市民盆踊りは、ここが会場になります。
 ぜひ、「横手送り盆まつり」にお越しください。

詳しい情報は、横手観光協会HPから
http://www.yokotekamakura.com/01_event/0...

〔 427文字 〕

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