全年1月22日の投稿(時系列順)2件]

2010年 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

山内いぶりがっこ出荷最盛期です

No. 126 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
降る、降る、降る、雪が・・・。
子どもの頃よくこんなこと考えたなぁ。「今日の雪はイチゴミルク味です。」「今日の雪は、ラムネのちコーラ。」とか!?

横手の中でも特に積雪が多い山内地域では、「いぶりがっこ」の樽開きが旬です。11月に燻して漬け込んだ大根が樽から出され、パック詰めされ出荷されるのです。

「いぶりがっこ」が出来るまでの大変さは以前ブログにも書きましたが、出荷に至るまでもまたまた大変な手間がかかるのです。

樽から出された大根をまず水洗いします。

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そしてさらに大根から出ている細かい髭みたいな根っこを一本一本丁寧に取り除きます。

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そしてなんと!ガス抜きのために一晩寝かせるのです。ガスを抜かないと真空パックしたときにガスが出て膨らんでしまうんですって。いろいろ難しいんですね。

一晩寝かせた大根をいよいよパック詰めです。
真空パックも簡単にはいかないらしい。大根の大きさ、その日の気温、その土地の気圧なんかによって真空の仕方が変わってくるんだそうです。

山内いぶりがっこ生産組合員によって統一レシピで作られている「金樽」は、08年「いぶりんピック」の優勝者のレシピを元に漬けたいぶりがっこを「金樽」ブランドとしているもので、無添加や有機農法にこだわり、山内の自然がそのまま詰め込まれているようないぶりがっこです。

今日は組合員の皆さんから集まってきた「金樽」を検品し箱詰めする作業を行いました。
何千本も作っている組合員の皆さんも「この瞬間はやっぱり緊張する。」とおっしゃっていました。

重さ、真空具合、色などを厳しくチェックします。

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「金樽」は主に首都圏のスーパーに出荷されます。
全国の方々がこのいぶりがっこを食べて「うめっ!」って言っているところを想像しちゃいます。
だって本当にうめっ!もの。山あいの小さな村から生まれた奇跡の味と言ってもいいでしょう。いぶりがっこさえあれば、ごはんは何杯でも食べれちゃうし、お酒だって美味しく飲めちゃいます。

山内のいぶりがっこ、一本一本愛情込めて作っています。
お近くのスーパーで見かけたときには、ぜひお試しいただければと思います。

みんなでポリポリしよっ!

〔 941文字 〕

2014年 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

第1回 なすの花ずしコンテスト

No. 451 〔10年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
一年のうちで一番寒い時期、「大寒」
今年の横手は例年にも増して雪が多く、どこに行くにも寒いし道路は悪いし大変・・・そんな毎日をすごしております。

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しかーし、横手のお母さん方は雪にも負けず元気いっぱい!

今日は横手市大森地域の生活研究グループの方々が開催しました「第1回なすの花ずしコンテスト」に行ってまいりました。

「なすの花ずし」とは酢飯とネタのあの「お寿司」とはまったく違い、麹で漬けた丸茄子の漬物の上に菊の花と赤唐辛子をあしらえた甘しょっぱいお漬物のことです。秋田のお母さん方の井戸端会議、通称「お茶っこ」では必ず出てくる定番のお漬物なんです。

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色どりも良く、最近ではテレビなどのメディアで取り上げられることもあり、横手平鹿地域の特産品としての認知が広がっています。
このコンテストは各家々の秘伝のレシピで漬けた茄子の花ずしのお披露目と技術向上と情報交流を目的としてコンテストでした。

今回は30点の茄子の花ずしが出品されました。

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皆さんの丹精こめて作り上げた茄子の花ずしを8名の審査員の方々が真剣なまなざしで一点一点審査しております。

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今回出品する花ずしの条件として原料や添加物はすべて天然由来のものであり、自作で作られたものに限られます。
審査の基準は色・形・味それぞれの3分野で評価し合計点で競われます。

審査員の方々は別室へ移動し厳正かつ公正に審査会議を開き第1回目の金賞・銀賞・銅賞を決めていきます。

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審査員の方々はどれも甲乙つけがたく、審査に難航している模様。
それだけ花ずしのレベルが高い証拠です。

一方、審査を待っている間に、お母さん方は・・・
実験農場の戸巻氏の講演を真剣にメモを取りながら聞いてみたり、

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お互いの花ずしを試食して情報交換しているようです。

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この交流が更なる花ずしのレベルアップにつながって欲しいですネ。

さてさて、ようやく審査が終了し結果発表です。みんなドキドキですね。

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今回の金賞は髙橋久子さん金メダル、

銀賞は佐々木わかなさん銀メダル、

銅賞は髙田信子さん銅メダルとなりました。(パチパチパチ・・・)


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(写真は金賞の髙橋久子さん)

そして秋田県平鹿地域振興局農業振興普及課・中野専門員より講評をいただきました

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その中で、「皆さんの出来が良く、本当に決めるのに時間がかかりました。概して茄子の花ずしは時間と手間とお金がかかる大変高級なお漬物です。加えて茄子の品種から選定し麹でのつけ具合、塩加減、漬けるときの重しの加減など本当にシビアで手間のかかる作業をしてやっと出来たお漬物であります。そして茄子の濃紺に菊の黄色、真ん中に唐辛子の赤と色どりも本当にキレイ。こういうコンテストを続けていって研鑽を積んでいただきたいです」との総評でありました。

最後にみんなで記念撮影。達成感とお互いの健闘をたたえあいとてもいい表情です。
みんな最後は笑顔でにっこり!

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やっぱり横手のお母さんは元気です!

〔 1282文字 〕

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