横手市は、秋田県内一のスイカの産地です。横手市は、東西を山に囲まれた横手盆地に位置しており、昼夜の気温差が大きく、スイカの栽培に適していると言われています。
横手市では、秋田県のオリジナル品種である「あきた夏丸」シリーズを中心に栽培されています。「あきた夏丸」シリーズは、シャリッとした食感で甘いのが特徴です。
ちなみに、7月20日は、な(7)つ(2)まる(0)ということで、あきた夏丸の日となっています。
「あきた夏丸」は、シャリッとした食感、みずみずしい果肉、さわやかな甘さが特徴の大玉スイカです。
「あきた夏丸チッチェ」は、果肉が硬く、シャリッとした食感で食味が優れている小玉スイカです。チッチェとは、秋田の方言で“小さい”という意味です。
「あきた夏丸アカオニ」は糖度が高く、シャリッとした食感があり、種が少なく食べやすい大玉スイカです。果肉の真っ赤な切り口が、“アカオニ”のような鮮やかな赤色を連想させることから名付けられました。
栽培されている他の品種としては、大玉品種では縞無双、甘湧、祭ばやし、小玉品種ではひとりじめ、マダーボールなどがあります。
また、スイカの加工品としては、スイカ糖が有名です。スイカの果汁を長時間煮込んだジャム状の保存食です。
7月中旬頃〜8月中旬頃
【スイカの栽培風景】
1.育苗・・・苗を強くするために、接ぎ木をします。
2.定植・・・ビニールのトンネルの中に、苗を植えます。
3.交配・・・雄花の花粉を採り、雌花へ受粉します。
4.収穫・・・玉直しなどの作業を経て、収穫します。