2013年7月12日の投稿1件]

ワイン用ぶどう栽培研修in長野

No. 416 〔10年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
大森地域局の本間です。
大森地域のワイン用ぶどう栽培後継者による研修2日目は、長野県塩尻市で行いました。
 
メルシャンの自社農園はすべて垣根栽培なので、「大森同様、棚栽培をしている園地でも研修をさせていただきたいのですが」とシャトー・メルシャンの弦間さんに相談したところ、「塩尻だったら、ほとんどが棚栽培です」ということで、前日の作業終了後に移動し、この日は朝5時から作業をスタートしました。

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栽培されている品種は、赤ワイン用の「メルロー」。
塩尻生産組合長の林さんの園地で、まずは「新梢誘引」作業を行いました。

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作業前の様子です。
このままにしておくと、新梢がどんどん勝手な方向に伸びて絡み合い、棚の上がごちゃごちゃになってしまいます。
新梢の生育を妨げないよう、育つ方向を導いてあげるというのが、この作業です。

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テープナーという道具を使って棚に新梢を固定します。

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作業後。
カメラマンの腕が悪くてわかりにくいですが、新梢がテープで止まっているのが見えますか?
 
続いて、傘かけ作業も行いました。

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大森地域も収穫期の秋雨にいつも悩まされます。
そこで去年からは一部の棚にビニールをかけました。
ビニールハウスの中に棚があるといった感じ。
いいぶどうを作るために、どこの園地も色々な取り組みをしていることを学びました。

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前列右が園主の林さん。中央がシャトー・メルシャン弦間さん。
早朝からの作業を終え、みんなとても清々しい顔をしています。
 
林さんの園地から移動し、他の園地で除葉作業を行いました。

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前日の垣根式で慣れたはずのこの作業。
棚式になると新梢が多く、複雑に絡んでいて簡単にはいきません。
大森の園地を背負っていく研修生達にとって、この違いを学んだことは、とても意義のあることだと思いました。
 
1泊2日の短い期間でしたが、とても充実していて、
弦間さんにはなんとお礼を申してよろしいやら。
研修生から提出されたレポートにはこんな言葉が。


 
「弦間さんの『栽培管理の方法に正解はない。その人なりの工夫がある』とおっしゃっていた言葉に深く感ずるものがあった。もっと多くの知識・経験を重ね、1年でも早く私自身の栽培スタイルを確立したい」。
 
大森地域のワイン用ぶどう栽培の将来に、明るい日差しが射し込みました。
皆さん、これからも大森ワイン、大森リースリングをどうかよろしくお願いします!

〔 1049文字 〕

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