2011年3月11日の投稿(時系列順)1件]

古(いにしえ)の味でホッ!

No. 216 〔13年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
今日は冬に逆戻り。
朝から断続的に雪が降っています。
「いづまで降るなだべぇ~。」
行きかう人々が皆、同じようなことを呟いています。

あたりが春らしくなってくると、春らしい装い、春らしい食べ物にシフトしていくんでしょうけど、とにかく今年はいつまでたっても冬気分。
分厚いコートも、あったか~い食べ物もどちらも未だに手放せません。

そんな中、かなちゃんの身も心もホッと癒してくれる、最近の一押し商品をご紹介します。

その名も『後三糖(ごさんとう)』

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ややっ!
まず目に飛び込んでくるこの武将は一体誰やーーーっ!?

このお方の名は「八幡太郎義家(源 義家)公」にあらせられます。

後三糖は、横手市金沢地区を舞台に繰広げられた歴史的な合戦『後三年の役』を偲ぶお菓子です。

中を開けるまで、このお菓子がいかなるものなのか想像がつきません。
でも、『後三』といっているくらいなので、甘いものということには間違いありません。

では包みを開けてみましょう。

202302171547133-admin.jpg

『食べ方』を最後まで読んでみると、これが「おしるこ」なのだということが判明しました。
でも!中から伏兵(ふくべ)が現れるおしるこですと???

ますます興味がわいてきます。

202302171547132-admin.jpg

食べ方が書かれてある紙を開くと、今度は中から4つに分かれた包みが出てきます。
なかなか正体を現さないのが、武将っぽい!(意味不明)
察するに、このひとつが一杯分のおしるこになるんですね。

丁寧に包まれた上質な紙を開けてみると・・・、

なんということでしょう!

 202302171547131-admin.jpg

八幡太郎義家公が描かれたレリーフです。

名菓『後三糖』を説明するしおりには、こう書かれています。
「後三年の役に八幡太郎義家公は金沢柵にたてこもる清原家衡、武衡を攻められた時、西沼の付近において雁行の乱れ飛ぶさまを見られました。義家は馬を立ててじっとこの様を見ておりましたが、かつて大江匤房卿から教えられた言葉を想い出して、兵を出して探させましたところ果たして三十数騎の伏兵が現れましたの怱ち之を打ち破ることが出来ました。」

これを見事にお菓子で表現したのが、この『後三糖』なのです。

『食べ方』を忠実に守って、早速作ってみましょう。

20230217154713-admin.jpg

な、な、なんとぉーーーっ!!!

中から伏兵がぁーっ!
槍とか、刀が出てくると思いきや、ひょっこりひょうたんが浮かんできました。
これには思わずニンマリです。
面白い!

果たしてその味や如何に・・・。
はぁ~ぁ~ぁ~、古を偲ばるる~、うめっ!

ちょっととろみがあって、ほらっ!子どもの頃、病気の時に食べた味。
片栗粉に砂糖を入れてお湯でかき混ぜるとできる、あの味ですよ。
これを飲むと、なんか昔のことを想い出して、遠い目になっちゃいます。
(るるぅ~。)
病気の時にばあちゃんがサジで食べさせてくれたっけなぁ。

な~んてことから、この『後三糖』を最近毎日飲んで癒されてるって訳です。

金沢の名菓『後三糖』の製造・販売は熊谷菓子店さんです。
お店構えも超レトロチックで、郷愁を誘いますよ。


さて、今日はもうひとつお知らせがあります。
明日3月12日(土)、秋田市のスーパーマーケット「いとく秋田東店」において、横手産アスパラ菜・菌床しいたけの販促活動(試食販売)を行います。
JA秋田ふるさとと横手市が、秋田市の皆様に自信を持ってお届けします。
秋田市内の方、明日偶然にも秋田市に出かれられるという方、ぜひ、「いとく秋田東店」にお立ち寄りくださいませ。

いとく秋田東店様 店舗情報 http://www.itoku.co.jp/shop_list/akita_h...

〔 1557文字 〕

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