いぶりんピック速報!

No. 128 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
いぶりがっこの聖地である横手市山内において、いぶりがっこと燻製食品の美味しさを競い合う「第4回 山内いぶりんピック」が 開催されました。

かなちゃん的にはいぶりんウィーク最大の山場を迎えました。
ある意味、まもなく開幕するバンクーバーオリンピック以上の盛り上がりかと。

スポーツじゃないとおっしゃいますけどね、馬鹿にしてはいけません。出場選手のみなさんは真剣そのもの。会場はピーンと張り詰めた空気が漂っています。
金の樽、金の火バサミ獲得に向けて、日々研究を重ね、最高傑作を出品するわけです。

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かなちゃんは「はやし(切る)係」を命ぜられましたが、皆さんの芸術作品とも言えるいぶりがっこをはやすのに緊張で包丁が震えました。

「クラシカル部門」は天然由来の添加物に限るレシピにより作られたいぶりがっこを出品する部門で、今回は30点出品されました。

茶色・黄色にこんなにも色の幅があるなんて思ってもみませんでした。30点あれば30の色、大きさ、形がある。いぶりがっこの味はどれもそれほど変わらないだろうなと思っていたけれど、そうじゃないんです。全然違うんです。こんなにも大きな差があるとは正直驚きでした。

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また「フリースタイル部門」は大根以外の材料で「燻す」調理方法で作られた食品部門ですが、いぶりがっこ以外で燻すものでパッと思いつくのは、スモークサーモンでしょうか。
今回は15点の出展があり、その内容はバラエティーに富んだものでした。
鮭をはじめ、にんじん、かぶ漬け、にんにく、鮎、岩魚、そして豚肉に鶏肉と柿・・・。
えっ!一体どんな味がするんだろう!と思うようなものがいっぱい。でもね、食べてみるとあら不思議。いぶり万歳!って感じなんです。

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今日は秋田大学の学生さんも参加し、いぶりんピックを盛り上げてくれました。秋田大学ブランドのいぶりがっこ「いぶりばでぃ」が完成し、いぶりんピックでお披露目されたんです。

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名前もナイス!味もフレッシュ!若者らしいみずみずしい味でした。

いつまでも受け継がれていってほしい郷土の味を、こうした若者のパワーで盛り上げてくれるのは本当に嬉しいことです。

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さて、お待ちかねの審査結果の発表です。

【クラシカル部門】
金賞・・・高橋 トシさん
銀賞・・・古屋 督子さん
銅賞・・・高橋 朝子さん

【フリースタイル部門】
金賞・・・鈴木 敬一さん  (天然鮎のスモーク)
銀賞・・・高橋 トシさん   (いぶりかぶ漬け)
銅賞・・・高橋キヨ子さん   (アユのいぶり)

特別賞・・・高橋キヨ子さん(柿の燻製)

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本当におめでとうございます!

もう、うめっ!の一言です。

これからも、横手の特産品として山内いぶりがっこが横手から日本全土へ、そして世界へ羽ばたくよう、私たち職員も全力で応援していきたいと思います。だから、これからもおいしいいぶりがっこを作り続けていってくださいね。

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