2009年11月9日の投稿1件]

カニにショック

No. 96 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
月曜日です。気合入れていきましょう!

みなさん突然ですが「カニ」と言ったらどんなものを想像しますか?
かなちゃんなら、やっぱりタラバ、ズワイ・・・そこらへんを想像します。
カニを食べる時は皆文句なしに黙ります。おしゃべり大好きのかなちゃんでも「女は黙ってカニを食え」状態になります。
それほどカニと言うのは魅力的な食べ物なんですよね。

横手には海はありません。タラバやズワイも獲れません。なのに何故カニの話題なの?

ふふふ・・・。横手でもカニが獲れるんです!しかも今が旬。
海はなくても、川がある。
そう!「川ガニ」です。

大森地域を流れる雄物川では10月から12月はじめにかけて、川ガニ漁が盛んになります。

またまたクエスチョン。川ガニの大きさってどれくらいだと思いますか?

かなちゃんが想像していた川ガニの大きさは、卵Mサイズ位の大きさ。
片手でつまんでポリポリって全部食べられる感じ?

でも実際は、こんな感じ。

 202302151546421-admin.jpg

バケツに入った状態の川ガニです。
大きさがちょっと分かりづらいと思いますが、甲羅は直径10センチはあるでしょうか。大きなハサミの部分には毛が生えています。
大森地域のスーパーではこのようにして川ガニが売られています。
っていうことは、大森地域のお宅では川ガニ料理がポピュラーだということですよね。

カニ好きかなちゃん、カルチャーショック!

雄物川が流れている大森、雄物川地域は、昔から、川ガニ、八つ目うなぎ、うぐいなど川の恵みを食す文化があり、今なおその文化が残っている地域です。

大森地域で地域の皆さんから愛され親しまれ続けている郷土料理屋「貞好」さんにお話を伺いました。「貞好」では60年近く前から川ガニ料理を出していて、今もその懐かしい味にわざわざ足を運ぶお客様もいるそうです。

初代女将さんから受け継いだ「貞好」のカニ味噌料理を、2代目女将さんが作って見せてくださいました。

20230215154642-admin.jpg

おぉーっ!!!思わず歓声が沸きあがります。

まずその大きさにびっくりです。
そしてなんともまぁ、うめっそうなこと!唾ゴックンです。

「ちょっと味噌をなめてみてください。」という女将さんの神の声にも等しい一言に、かなちゃんは遠慮もなくいただくことにしました。

うめっーーー!!!

カニ好きかなちゃん本日二回目のショーック!
川ガニがこんなにうまいとは・・・。

「女将さん熱燗一本!」と思わず言ってしまいたくなるような魅惑の味です。
でもどこか懐かしい、甘くって優しい味なんですよこれが!
子どもだったらお酒はだめでも、ごはんと一緒に食べたら何杯でもおかわりしちゃうほどのおいしさです。

しかも、こんなに大きいのにハサミや足もポリポリ食べられるんです。
じっくり手間隙かけて作っていらっしゃるんでしょうね。
ここ「貞好」さんでは12月のはじめ頃まで、予約に限りこの川ガニ料理をお出しするそうです。


今の若い人たちは川のものをあんまり食べないかもしれません。若くはないけど、川のカニを食べてこなかったかなちゃんにとって、今日食べた味は新鮮なショックでした。

その地域に昔から伝わる伝統料理を無くしてほしくない、ずっとずっと後世に伝えていってほしい味に出会った日でした。

月曜日から横手のうめっ!をゲッツ!(最近おやじギャグが課内で流行っておりまして・・・。)

〔 1413文字 〕

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