2009年7月9日の投稿1件]

いぶりがっこの道

No. 43 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
いぶりがっこでお茶っこ。
いぶりがっこでビール。
いぶりがっこで日本酒。

すばらしい!実にすばらしい!

いぶりがっこ発祥の地といわれる横手市山内地域。
今もなお100軒ほどの農家が自家製いぶりがっこを漬け込んでいます。

よくテレビや新聞などで取り上げられるいぶりがっこを燻す作業は晩秋の風物詩。それを漬け込み、冬にはいぶりがっこが完成します。

私はいぶりがっこが大・大・大好物ですが、食べる時浮かんでくる映像はやっぱり「燻し」

 202302141615471-admin.jpg

燻す前の大根はどこでどのように栽培されて、どうやって漬けられるのかなんて今まで考えたこともありませんでした。

いぶりがっこ発祥の地 山内地域では、それが当たり前のことかもしれませんが、自分の家で栽培した大根を燻し、漬け込み、そこの家ならではのいぶりがっこに仕上げるのです。

だから多分100軒あれば100の味があって、「あっ、これは○○さん家のがっこだ」と食べればわかるんでしょうね。

さてこのほど、「大根(いぶり用)栽培講習会」が山内いぶりがっこ生産者の会の会員さんが多数参加し開催されました。

20230214161547-admin.jpg

自家製いぶりがっこの技術・品質向上をめざしている農家の皆さんの眼差しは真剣そのものです。

=勉強したこと=
・種まきが始まるのは8月下旬。それまでの土作りが重要
・良質な発酵完熟堆肥を惜しげもなく使用すること。
・畑の耕し方を入念に。
・畑に行けば行くほど大根の言いたいことが伝わってくる。
                                   ・・・ などなど

「土」それこそが、おいしい大根を育てる母なる存在なんですね。

私がいつも食べている、あのおいしいいぶりがっこ作りはもう始まっているのです!

農家の皆さんはいわば“いぶりがっこ作りのプロ”
栽培技術を再確認し、各自の技術の情報交換の場にもなったようです。各方から注目も頂き、生産者の意識は向上しています。
そして何より、山間の村が確実に元気になっています!

晩秋にはいぶし作業がはじまる。
食べられるのは雪が降るころ。
今はこんなに暑いのに。。。
いぶりがっこが今から楽しみ!

〔 919文字 〕

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